心療内科・精神科 | 柏駅前なかやまメンタルクリニックです

認知行動療法プログラム

認知行動療法とは認知行動療法とは

認知行動療法とは1970年代初頭に生まれてきた治療法です。
近年ではうつ病や不安障害、強迫性障害など様々な精神科疾患に対して、治療効果があるという報告がなされています。
この治療法は、二つの治療法がそれぞれの長所を活かし、統合されていく中で誕生しました。そのうち一つは1930年代ごろ、アメリカの心理学者スキナー(Skinner, B.F.)の一連の研究から発展した「行動療法」です。
この治療方法は「悩まれている方が陥っている悪循環について、実際の記録や周囲の人から情報から、学習の法則に従って、良い循環を目指す」治療方法です。そして、行動療法誕生後の1960年初頭には、Beckが提唱した「認知療法」や、Ellisの「論理療法」が誕生しました。
これらの治療法は「不安や抑うつ、強迫観念、対人緊張などの原因を「自分自身の認知(考え方)のくせ」にあると考え、新しい考え方を手に入れることでストレス軽減を目指す」治療方法です。この二つの特徴を併せ持った治療方法を今日、認知行動療法(CBT)と呼んでおります。
そして、この認知行動療法を、当院では疾患別に集団認知行動療法を中心に経験豊富な心理士が行っております。

内容は以下の表をご覧ください。

デイケアのスケジュールは【こちら】です

グループ名 対象者 回数 内容
ストレスケア
グループ
うつ病 全4回
土曜15:00~
開始

認知行動療法のグループ。認知再構築更生法とアクションプランなどの行動化の方法を習得することが目的。

▲このような方のために
  • 物事をついつい悲観的に考えてしまう。
  • いつも完璧に物事が進まないと不安で仕方ない。
  • 他人の言動がいつも気になって考え込んでしまう。
  • よくないことが起こるとすぐに自分を責めてしまう。
など
社交不安障害
ケアグループ
社交不安障害 全2回
土曜13:00~
開始

対人緊張、回避行動に対する認知再構築更生法とアクションプランなどの行動化の方法を習得することが目的。

▲このような方のために
  • 人前で話すときに手や足がふるえてしまう。
  • 人前で字を書こうとすると手がふるえてしまう
  • 人前で食事ができない
  • 相手の機嫌を損ねてしまったのではないかと気にしてしまう。
  • 周りに変に思われているのではないかと不安になってしまう。
など
強迫性障害の
教室
強迫性障害 全2回
土曜13:00~
開始

強迫性障害についての心理教育グループ。自身の脅迫行為と強迫観念を確認し、曝露反応妨害法を学ぶ。

▲このような方のために
  • 何度も確認しているのに、すぐに不安になって繰り返し確認をしてしまう。
  • 「そんなことはない」とわかっているのに、考えが振り払えない。
  • 自分なりのルールが出来上がっていて、出来ないと不安になってしまう。
など
パニック障害の
グループ
パニック障害 全3回
土曜13:00~
開始

パニック障害の心理教育と認知療法グループ。パニック日記不安階層届表を用いて曝露反応妨害法を学ぶ。

▲このような方のために
  • 突然、動悸がしたり、息苦しくなる。
  • 動機や息苦しさで「このまま死んでしまうのでは」「心臓発作が起こるのでは」と不安になる
  • 「また発作が起きるのではないか」といつも心配してしまう。
  • 電車やバスに乗ることが怖い。
  • 人ごみや狭い場所が怖い。
  • 薬だけに頼らず、自分でも病気に対処したい。
など
睡眠教室 不眠症 全2回
土曜15:00~
開始

睡眠の心理教育グループ。
睡眠日記をつけ、環境調整や睡眠制限法やコントロール法を学ぶ。

▲このような方のために
  • 寝つきが悪かったり早くに目が覚めてしまって、睡眠時間が少ない、寝ても疲れがとれない。
  • 薬を飲まずに眠りたい、薬をやめていきたい
  • 昼と夜が逆転した生活をどうにかしたい。
など
ストレスケア
グループ
アドバンス
ストレスケア
終了者
月1回
最終土曜16時~
終了後の経過や問題点に対処するのに必要な技法知識の紹介。
OCD
ミーティング
強迫性障害教室
終了者
不定期開催 強迫症状から日常場面に生じる問題点に対処する方法を学ぶ。

その他各種セミナー その他各種セミナー

マインドフルネス


マインドフルネスとは

おおもとは瞑想や禅に根ざした治療法です。「判断を加えずにその瞬間起きていることに集中する」という瞑想法です。


世界で研究がおこなわれ、以下の効果が期待されています。

  • ①うつ病の再発予防
  • ②ストレスによる心身へのダメージ軽減
  • ③不安障害の症状の軽減
  • ④慢性疼痛の症状の軽減
  • ⑤感情を抑制する能力の向上

なぜマインドフルネスに効果があるのか

マインドフルネスの効果の機序は完全には解明されていませんが、様々な研究で以下の機序が示唆されています。

うつ病や不安障害の症状(不安、抑うつ、恐怖、感情の混乱など)は外部からの刺激を無意識に処理する脳の部位(前部帯状回+島皮質+扁桃体=大脳辺縁系)の暴走が原因とされています。(下図参照)

マインドフルネスのトレーニングを積むことによってこの脳の部位の暴走を監視し、前頭前野という脳の部位の働きにより抑制する能力を獲得することが出来ます。

この能力を身に付けることにより、過度な落ち込み、不安、絶望、痛み、悲観などの感情もコントロールできるようになります。また、強いプレッシャーがかかっている場面でも高い集中力や思考力を発揮できるようになります。

このため、感情や気分、痛みなどを伴う病気の治療として以外にも、高いプレッシャーやストレスにさらされるスポーツ選手やビジネスマンの集中力の強化の訓練などにも取り入れられています。

当院でのマインドフルネスの取組み

担当スタッフ

西野カウンセラー
詳細はお電話にてお問合せください

こんな方へ

  • うつ病は治ったが、今後の再発を防ぎたい
  • 心の中の不安や悩みに左右され苦しんでしまう
  • 慢性的な病気などからくる痛みなどに苦しんでいる
  • 仕事や勉強の集中力を高め、明晰で正確な判断を下せるようになりたい
  • 職場や家庭でのストレスに苦しめられている。ストレスに対する抵抗力を高めたい
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