発達障害のデイケア| 柏駅前なかやまメンタルクリニック| 心療内科・精神科

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プログラム概要1.プログラム概要

発達障害のデイケア

発達障害の認識の高まりとともに、成人期の発達障害と診断される方の受診が多くなっています。また、それらに伴い精神保健福祉手帳(障害者手帳)の取得や、障害者枠での就労を目指す方も急増しています。しかし、そうした時流の中でも企業の認識や理解は未だ格差が激しく、適応していくことが困難なケースも数多く存在しています。また、そうした背景から発達障害の二次障害としてうつ病や適応障害などの疾患を併発するケースも多くなっています。
そのため、社会自体の障害への理解を進めていくと共に、自身の社会への適応力を高めていくことも必要とされているのが現状です。そのために、自身が自身の障害を理解して能力を有効活用していくことや、対処法を習得していくことが大切になります。そうした自身の生涯の理解や社会生活を行っていくためのスキルの習得が発達障害のデイケアの目的となります。

発達障害とは

脳の神経発達において何らかの問題を抱え、それが症状となって表出する状態を指します。代表的なものとしては、『自閉症スペクトラム障害』『注意欠陥多動性障害(ADHD)』『限局性学習障害』などが挙げられます。

  • 自閉症スペクトラム障害:社会関係の構築不良(感情や非言語の理解困難)行動・興味の限定(反復動作、こだわり、過集中)など
  • ADHD:不注意性(ケアレスミス、時間・ものの管理不良)
    多動性・衝動性(じっとしていられない、情緒不安定) など
  • 限局性学習障害:全般的な知的能力は保たれているが、限定分野に限って学習が困難

①注意欠陥多動性障害(ADHD)

ADHDは以下の3つの主症状を特徴とする疾患です。

  1. 不注意性(注意集中の統制不良)
  2. 多動性(活動性の高さ)
  3. 強い衝動性

これらの症状は前頭前野の不活性、ワーキングメモリの障害、実行機能の障害などの発達の障害から起きているとされ、以下に示されるような症状が職場や学校、家庭、人間関係で出現し、大きな支障をきたすことがあります。

職場や学校 家庭 人間関係
不注意が原因で起こる問題 ・会議や仕事(授業や勉強)に集中できない
・仕事(課題)を忘れる
・仕事(課題)の締め切りに間に合わない
・仕事(課題)を最後まで終えることが難しい
・仕事(課題)でケアレスミスがよく見られる
・部屋が片付けられない
・外出の準備がいつも間に合わない
・家事を効率よくこなせない
・お金の管理が苦手
・大切なものを失くす
・好きなこと等、気がつくと時間が経っている
・約束の時間にいつも間に合わない
・約束を忘れてしまう
・人の話を集中して聞けない
多動性が原因で起こる問題 ・会議中や仕事中、授業中に落ちつかず、ソワソワしてしまう
・貧乏ゆすりや机を指先でたたく等の癖が止められない
・会議などじっとしていることが苦痛
・静かな余暇活動が送れない
・休日など、予定を詰め込んで疲弊する
・おしゃべりを始めると止まらない
・自分のことばかりしゃべってしまう
・話し過ぎて、後悔する
衝動性が原因で起こる問題 ・会議中(授業中)に不用意な発言をしてしまう
・周りに相談せずに、独断で重要なことを決めてしまう
・衝動買いしてしまう
・家事をしていても、別のことが気になるとそちらをはじめてしまう
・順番が待てない
・衝動的に人を傷つけるような発言をしてしまう
・些細なことでもつい叱責してしまう
診断と治療

当院では専門医及び臨床心理士による問診や心理検査を受けていただき診断を確定します。もしADHDであると診断された場合は、薬物療法を行うこともあります。しかし、薬物療法だけでは症状が50%も減らないことが知られており、効果は不十分です。
このため当院では、薬物療法を受ける方も、受けない方も認知行動療法を用いた「注意欠陥多動性障害(ADHD)の方へのリハビリテーションプログラム」を受けていただくことをお勧めしています。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の方のためのリハビリテーションプログラム

当プログラムでは、注意欠陥多動性障害(ADHD)の方が苦手とする、

  • 順序立てと計画性
  • 注意の散漫さへの対処法
  • 問題に関して適応的に考える方法
  • 先延ばし行動への対処法

など、日常生活、職場、学校で役立つスキルを楽しみながら身に着けていきます。

②自閉スペクトラム障害(ASD)

自閉スペクトラム障害(ASD)とは、社会性、コミュニケーション、想像力と創造性にわたる障害で、自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などが含まれます。

以下のような症状がよくみられます。

A.コミュニケーションが苦手

  1. 人との上手な距離の取り方がわからず、相手にひかれてしまう
  2. 人の表情を読んだり、場の空気がわからず浮いてしまう
  3. 言葉をそのまま受け取ってしまい、行間を読めない
  4. 自分の思いや感情、考えを相手に伝えることが苦手
  5. 人の気持ちを汲み取ることが苦手
  6. 感情をコントロールできず爆発したり、無理に抑え込んでしまう

B.急な変化に弱い

  1. 急な予測不可能な変更に対応できなくパニックになってしまう
  2. 新しい場面や人に対応するのに時間がかかる
  3. 自分のやっていることを途中で妨げられると混乱してしまう
  4. 規則と秩序を重んじしすぎて臨機応変な対応ができない

C. 問題解決が苦手

  1. 物事全体を把握することが苦手で、物事の細かい部分にとらわれすぎてしまう
  2. 自分の思い込みで判断してしまう

D.あいまいなことが苦手

  1. 物事に例外があることを受け入れることが苦手で、杓子定規にしか動けない
  2. 「0」か「100」で判断しやすい

E.不器用なことがある

  1. 手先や体の動きが不器用で、ものにぶつかったり食べこぼしが多い、細かい作業や運動が苦手

診断と治療

当院では専門医及び臨床心理士による問診や心理検査を受けていただき診断を確定します。もし自閉ペクトラム障害(ASD)であると診断された場合は、苦手な部分を補い、得意な部分を伸ばしていく「自閉スペクトラム障害の方のためのリハビリテーション」を中心に治療を行っていきます。

自閉スペクトラム(ASD)の方のためのリハビリテーションプログラム

苦手なコミュニケーション力の向上や柔軟な思考力を身につけること、感情を上手にコントロールすることを目標に認知行動療法、社会技能訓練(SST)、表情訓練などを通じて、うまく日常生活や職場、学校に適応できるスキルを身に着けていきます。仲間もでき、楽しみながらスキルが自然と身に付きます。

時間割2.時間割

午前
10:30-12:30
コミュニケーション
場の空気を読んで、適切な状況で発言していくためのタイミングを掴むためのワークや、言いたいことを発言できるようにまとめる方法を学んでいきます。
自己認知・機能訓練
ビジョントレーニングなど認知機能向上を目的としたトレーニングを行います。また、症状を理解した上での対処法の習得を目指し、講義や利用者同士での話し合いをします。
ADHD 機能訓練
『注意力・集中力維持』『時間・ものの管理』『先延ばし』などADHDの症状が日常生活で問題となる題目に対して、対処法の考え方や実践していく工夫についての公認心理師の講義や、利用者同士での話し合いをします。
12:30- 昼休憩
午後
13:30-15:30
作業療法/個別面談
手先を使った作業を行い、集中力や注意力、持続力といった認知機能を伸ばしていきます。他者と同一空間で作業を行うことで、認知機能向上の効果が得やすくなります。 合わせて精神保健福祉士や公認心理師による個別面談を行います。現在悩んでいる症状や、症状が回復した後の仕事復帰について等、個別に相談を行うことができます。
コミュニケーション/個別面談
日常生活やビジネス場面などでの自己表現の仕方を中心に、言葉選びや非言語での表現などをロールプレイにて実践しながら学んでいきます。 合わせて精神保健福祉士による個別面談を行います。現在悩んでいる症状や、仕事についての困りごとについて等、個別に相談を行うことができます。
15:30- 振返り・自主学習
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